10月も終わりに近づいてきました。
衣替えは済みましたか?
私は未だですので、風邪をひく前にすませようと考えています。
この時期になると、ご依頼も革靴やブーツが増えてきました。
本日は人気のパラブーツ シャンボードのお手入れをご用命いただきましたのでご紹介します。
オンオフ問わず愛される万能靴、パラブーツ「シャンボード」の魅力
カビと間違えやすい?リスレザー表面に現れる「白い粉」とは
ブルーム(白い粉)を馴染ませ、革に栄養を届けるメンテナンス
ブルームを落とすのではなく、溶かして革に戻す
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オンオフ問わず愛される万能靴、パラブーツ「シャンボード」の魅力
1987年に誕生したシャンボード。モカシン部分の革をつまんで縫う、拝みモカを採用しカジュアルさを演出しています。
ぽってりとした丸みのあるフォルムのUチップはブランドだけでなく、フランス靴を代表するモデルです。
カビと間違えやすい?リスレザー表面に現れる「白い粉」とは
しばらく履かないままだったシャンボードを久しぶりに出してきたら、表面に白い粉が!?カビ?
色落ち?
驚かれるのも無理はありません。
でも実はこれ、ブルームと言われる現象でパラブーツあるあるなんです。




革に染み込ませたワックスやオイル分などが気温などの影響で革表面に浮き出て固まっている状態です。
シャンボードにはリスレザーと言われる、オイルを染み込ませた革が使用されています。
オイルドレザー、ワックスレザーとも言われ、キズに強く、高い防水性が望めますが、
少し放置しておくとワックス分が浮き上がってきて白い粉がふいているように見えます。
最初は驚かれるかもしれませんが、決して悪い状態ではなく、むしろしっかりオイルが入っている証拠のようなもの。
ブルーム(白い粉)を馴染ませ、革に栄養を届けるメンテナンス
ブラッシング表面の粉を掃うようにブラッシングしてあげましょう。



革本体にワックスやオイルがしっかり入っているおかげでブラッシングしただけで良い艶が出てくれますね^^
ちなみにリスレザーとは、なだらかな革、または滑らかな革という意味があり、
オイルが染み込んでいる滑らかな革であることを示しています。
ブルームを落とすのではなく、溶かして革に戻す
もう一つは温めてあげる方法ドライヤーで軽~く温めます。
ワックスなので温めて溶ければ自然に革の中に沈んでくれます。
この時ドライヤーの熱が強くなり、革自体が熱くならないように注意してください。


最後に改めてベーシックメンテナンスを施し仕上げました。

ブルームを無理にクリーナーで拭き取ってしまうのは実は逆効果です。
せっかく革が蓄えていた油分を奪いすぎてしまい、乾燥を早める原因になるからです。
大切なのは優しくかつしっかりとブラッシングして「革の中に戻してあげる」こと。
もし、ブラッシングしても白っぽさが残る場合や古いクリームが蓄積して表面が曇っている場合は、一度プロのクリーニングでリセットすることをおすすめします。
そうすることで、リスレザー本来の「透明感のある艶」が戻ってきます。
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