本日はメゾンマルジェラのブーツを染め替えしましたのでご紹介します。
時代を超越する名作、メゾン・マルジェラ「タビ」ブーツのカラーリメイク
【Before】白色特有の「汚れ」や「色あせ」が目立つ状態
繊細なラムレザーの質感を守り抜く、極限の「黒染め」工程
【After】唯一無二の存在感を放つ、漆黒のタビブーツへと昇華
マルジェラ等のデザイナーズブランド・染め替え費用と納期
時代を超越する名作、メゾン・マルジェラ「タビ」ブーツのカラーリメイク
フランス、パリ発のファッションブランド。紳士、婦人向けの既製服や各種アクセサリーや香水などを展開しています。
その独創的なデザインが人々を惹きつけています。
タビブーツはその名の通り、日本の伝統的な履物である足袋から着想を得て作られた、ブランドを代表するブーツです。
地下足袋のようにつま先が二股に分かれたスプリットトゥのデザインが目を引きます。
今回は白色のブーツを汚れが目立つこと、服装に合わせやすくしたいとのことで黒色に染め替えしました。
【Before】白色特有の「汚れ」や「色あせ」が目立つ状態
繊細なラムレザーの質感を守り抜く、極限の「黒染め」工程
マルジェラの足袋ブーツに使用されるレザーは非常にきめ細かく、染料の浸透具合がその後の表情を左右します。特に柔らかいラムレザー(羊革)などの場合、強い溶剤や厚塗りの顔料を使ってしまうと、タフな見た目にはなりますが、あの吸い付くような履き心地と柔らかなドレープ感が失われてしまいます。
グラサージュ30では革の呼吸を妨げない独自の染料配合により、芯までじっくりと黒を浸透させます。
象徴的な「足袋」のフォルム、そして円柱ヒールの細部に至るまで、均一かつ深く染め上げることで新品のブラックモデルとは一味違う、奥行きのあるヴィンテージ・ブラックのような質感を実現します。
靴をはじめ革製品は主に顔料仕上げと染料仕上げがあります。
顔料が革の上に色が乗っているのに対し、染料は革に染み込んで発色しています。
顔料は発色が良く、革をコーティングすることで均一な仕上がりになり、汚れや雨にも比較的強い仕上げです。
一方、染料は発色具合は顔料仕上げに及ばないものの、革の表情や風合いはそのままであるため経年変化が楽しめるという特徴があります。
ちなみにグラサージュ30は染料を使用した染め替えを行っています。
白色の染料は存在しませんので、今回のような白色の靴は顔料仕上げです。
染め替えの場合、元の色や仕上げを出来る限り落としてから新しい色に染めていきます。
顔料仕上げはまず顔料自体を落とすことが難しかったり、無理やり落とそうとしてべとついてきたり、
また、コーティングされていることで染料が弾かれて染み込まなかったりで染め替えが困難な場合があります。
ブランドや靴によって状況が変わりますが、
マルジェラのブーツの場合、そこまで顔料が厚くないことから染め替えできるレベルまで落とすことが可能です。
染色後に油分補給、補色、ツヤ出しをして仕上げます。
革靴、ブーツの染め替え、染め直しにつきましては下記のページに内容、事例、金額などを掲載しております。
是非、チェックしてみてください。
【革靴・ブーツ 染め替え、染め直し】
【After】唯一無二の存在感を放つ、漆黒のタビブーツへと昇華
いかがでしょうか?
黒色が綺麗に入りました。
アッパーに合わせてソールやヒールも黒色にしました。
『汚れが目立って履けなくなった白』を、『一生履き続けたい黒』へ。
憧れて手に入れたタビブーツだからこそ、汚れを理由にクローゼットに眠らせておくのはもったいない。
染め替えという選択はサステナブルであると同時にあなただけの新しいスタイルを作るクリエイティブな決断です。
大切な一足を再びあなたのコーディネートの主役に戻してみませんか?
マルジェラ等のデザイナーズブランド・染め替え費用と納期
ショートブーツ 染め替え税込み ¥14,300
納期10日ほどいただきます。
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大切に履いてこられた靴だからこそ、色あせや汚れ、ダメージで諦めてほしくありません。
一足ずつ丁寧に、その靴が持つ本来の魅力を引き出すお手入れをさせていただきます。
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