今日から七月がスタートします。
生憎の天気で地域によっては災害級の大雨になるとの予報です。
岐阜県内でも既に大雨警報が出ている地域があります。
お出かけの際は十分にお気をつけください。
さて、本日はレッドウィング ベックマン9013をお手入れしましたのでご紹介します。
加水分解したソールの交換修理+丸洗いクリーニングです。
旧品番とされる9011、9013、9014、9016はソールの素材にポリウレタンが採用されており、素材の特徴として加水分解を起こす可能性があります。
加水分解とは空気中の水分が素材に吸収され、ある一定のラインを超えると少しの衝撃でボロボロ崩れてくる現象です。
履いていると吸収と共に放出もされるので水分が溜まることはありませんが、
しばらく履かずにおくと吸収だけが進みますので加水分解が起きやすくなります。
シーズンオフで履く機会の少ない今、時々はチェックしてあげることをお勧めします。
加水分解で崩れてしまったソールは交換するしかありません。
ちなみに、旧品番ではイタリアやメキシコのソールメーカーで製造していたソールを新品番(9411、9413、9414、9416)ではレッドウィング社で自社製造するようになりました。
ソールの材料がラバーに変更になっています。





アッパーは丸洗いクリーニングしてから油分補給、補色などをして仕上げます。
ソールは新たにラバー素材のビブラムソール2333に交換します。
革靴、ブーツの丸洗いクリーニングにつきましては下記のページに内容、事例、金額などを掲載しております。
是非、チェックしてみてください。
【革靴 ブーツ 丸洗いクリーニング】





いかがでしょうか?
アッパーもソールも綺麗になって靴が生き返りました。
次のシーズン、履くのが楽しみですね。
ワークブーツ 丸洗いクリーニング
税込み ¥6,050
加水分解ソール交換修理(底縫い有)
同 ¥9,900
グラサージュ30