本日はカンペールのパンプス、加水分解したソール交換をご依頼いただきましたのでご紹介します。
スペイン、マヨルカ島生まれのシューズブランドです。


オーナー様が海外旅行に行かれた時に購入された思い出の靴。
ウレタンソールがボロボロになって、所々にヒビも入っています。
ソールが減っているのではなく、崩れてきてしまっているので応急処置的な修理ではなく交換修理(オールソール)になります。


加水分解は空気中の水分が吸収され、ある一定のラインを超えると少しの衝撃でボロボロと崩れてきてしまう現象です。
靴は履いていると水分を吸収しても放出するので溜まることはありませんが、
履かずにおくと放出がされずに吸収だけが進みますのでソールの素材によってはこういった現象が起きる可能性があります。


いかがでしょうか?
ソールが真新しくなり気持ちが良いですね。
大事に保管した結果が加水分解。
履いてもいないのに修理代だけかかるのはとても勿体ないです。
やはり靴は履いてなんぼです。
適切にメンテナンスしながら、どんどん履きましょう。
グラサージュ30