本日はレッドウィングのブーツをクリーニングしましたのでご紹介します。
レッドウィング アイリッシュセッター
ブランドのアイコンとも言える存在です。
1952年に生まれたワークブーツに採用されたレザーのオレンジ掛かった茶色が猟犬アイリッシュセッターの毛並みの色を思わせることからその名が付きました。
レッドウィング独特の色はオロラセットと呼ばれます。
アイリッシュセッター#875の色、オロラセットは時代によって色が移り替わり、90年代に入ると当初のオレンジ掛かった茶色から徐々に赤味が増していきました。
90年代後半、本国アメリカで元の茶色に戻すべく、色が見直されることになりました。
日本市場では赤味のある茶色の人気が高かったため、#8875と別モデルに分岐させて色を残すことに。
そのため、オロラセットと一言で言っても、アメリカと日本でイメージされる色が違う場合があります。
今回のブーツ、色落ちと共にレッドウィングでよくある黒カビが気になります。
ブーツ全体の丸洗いクリーニングをご依頼いただきました。



カビにも種類があり、黒カビ、白カビ、青カビなどがあります。
白カビ、青カビなどは比較的、根が浅く除去クリーニングなどの対応も考えやすいのですが、
斑点のように見える黒カビは根が深く、クリーニングで完全に落としきれない場合もあります。
黒カビとは別に黒ずみもあります。
原因としては、履いている中でのダメージで革が傷んでいたり、荒れている状態でミンクオイルなど動物性の油分強めのオイルを使用することで色が濃く入ってしまうことが考えられます。
ご注意ください。
ブーツ全体を丸洗いクリーニングして、汚れやカビを出来る限り落とします。
クリーニング後に油分補給、補色、ツヤ出しをして仕上げます。
革靴、ブーツの丸洗いクリーニングにつきましては下記のページに内容、事例、金額などを掲載しております。
是非、チェックしてみてください。
【革靴 ブーツ 丸洗いクリーニング】



いかがでしょうか?
カビが目立たなくなりました。
オロラセットの色味も復活しましたね。
ワークブーツ 丸洗いクリーニング
税込み ¥6,050
グラサージュ30