先日、お客様から興味深い話を聞きました。
最近、海外の有名ブランドの靴が日本人の足に合いやすい甲の幅が広い形になって来たそうです。
日本人の足に合わせてかと言えば、そうではなく
中国市場の拡大、購買力が無視できない状態になったため、木型を変更してきているとのこと。
結果的に同じ東アジアの日本人の足にも合いやすい靴になりました。
日本経済の落ち込みが続く中、靴だけが履きやすくなるとは皮肉にも感じます。
デパートやブランド直営店の売り場で話題に出るかもしれません。
ご参考までに。
さて、本日は婦人のロングブーツをクリーニングしましたのでご紹介します。
イタリアのファッションブランド、フェンディのロングブーツ
オーナー様が25年以上前に購入され、汚れが目立つとのことで丸洗いクリーニングをご依頼いただきました。





汚れやほこりが付いて、触るとボロボロ崩れてくるような状態でした。
クリーナーで表面の汚れを落とすと、まるで脱皮したかのように下にある元の革が見えてきます。

汚れをクリーナーで落としきってから、改めて靴全体を洗ってクリーニングします。
クリーニング後に油分補給、補色、ツヤ出しをして仕上げます。




いかがでしょうか?
汚れが落ちて綺麗になりました。
本来の色ツヤを取り戻しましたね。
ロングブーツ 丸洗いクリーニング
税込み 7,150
グラサージュ30