さて、本日はオールデンのタッセルローファー 563をお手入れいたしましたのでご紹介します。
1884年にアメリカマサチューセッツ州で創業したオールデンは同国の靴文化を象徴するシューズメーカーです。
最高級レザーを使用した質実剛健な靴作りはアメリカントラッドを語る上で不可欠な存在。
その代表がホーウィン社が手掛ける最高級のシェルコードバンです。
コードバンは農耕馬の臀部からわずかに採れる素材、採取された形がシェル(貝殻)に似ていることからシェルコードバンと呼ばれます。
繊維が緻密に配列されており、非常になめらかでしっとりとした質感と美しい光沢が特徴です。
機械化が進んだ現代では農耕馬自体の数が少なくなっており、非常に希少価値が高い素材です。
今回はお手入れ不足によるコードバンのかさつき、色落ち、くもりをカバーします。



コードバンはお手入れ不足による毛羽立ち、更にひどくなるとひび割れ、クラックなどが発生する可能性があります。
定期的にお手入れすることでそのツヤ感を保ちましょう。
コードバンのお手入れは一般的なカーフとはアプローチが変わります。
まずは素材の状態を整えてから、毛羽立ちなどが起きないように油分をしっかりと入れていきます。
最後に油分補給、補色、ツヤ出しなどをして仕上げます。
靴磨き、お手入れにつきましては下記のページに内容、事例、金額などを掲載しております。
是非、チェックしてみてください。
【靴磨き・お手入れ】



いかがでしょうか?
重厚感のある光沢はコードバンならではですね。
タッセルなどの飾りから日本ではカジュアルなイメージもありますが、
アメリカでは“弁護士の靴”とも言われるほど格式の高い靴ですので、ビジネスシーンで履くのもアリですね。
勝負所で履いていきましょう。
コードバン ベーシックメンテナンス
税込み ¥3,300
グラサージュ30