日々の習慣を変えるのは億劫ですね。
例えば、日用品や食品の買い出しでいつも行っているスーパー。
1キロ先にもう少し安い店があっても、結局行くのは行き慣れた店だったりします。
面倒や多忙を理由にせず、日常を少し変えてみる。
来年はそんなことを心掛けたいと思います。
さて、本日はレッドウィングのエンジニアブーツをお手入れしましたのでご紹介します。
鉄道機関士、レイルロードエンジニアの足元を守るために生まれたブーツ。
耐久性に優れた肉厚のレザー、靴ひもを使用しないプルオンタイプのデザイン、足首をホールドする極太アンクルベルト
どれを取ってもブーツマニアを歓喜させる本格派ブーツです。
今回、中古靴で購入されたブーツを茶芯出しをして雰囲気良く履きたいとのことでご依頼いただきました。





茶芯とは文字通り、革の芯が茶色であることを意味します。
元々は汎用性の高い茶色の革を黒く染めて代用したことが始まりと言われますが、今ではその風合いが評価されて人気です。
表面を削るとと地の色である茶色が出て雰囲気のある仕上がりになります。
モデルによっては芯がグレーの場合、いわゆる灰芯の場合もあります。
手元のモデルが茶芯なのか、灰芯なのか正直判断は難しいところなのですが、
今回は既に表面が削れているかかとに茶色の下地が見えていたことで茶芯仕上げが出来ると判断しました。




いかがでしょうか?
つま先に薄っすらとにじむような茶色がヴィンテージ感を演出しています。
この独特な風合いが好きという方も多いと思います。
是非、その雰囲気をお楽しみください。
グラサージュ30